平成22年2月23日  心に残る詩

神と人間の慮りの違い

大きなことを成し遂げるために
力を与えて欲しいと神に求めたのに
謙遜を学ぶようにと弱さを授かった
より偉大なことができるようにと
健康を求めたのに
よりよきことができるようにと
病弱を与えられた
幸せになろうとして富を求めたのに
賢明であるようにと貧困を授かった
世の人々の賞賛を得ようとして
成功を求めたのに
得意にならないようにと失敗を授かった
人生を享楽しようとあらゆるものを求めたのに
あらゆることを喜べるようにといのちを授かった
求めたものは一つとして与えられなかったが
願いはすべて聞き届けられた
神の意に添わぬ者であるにもかかわらず
心の中で言い表せないものは全て叶えられた
私はあらゆる人の中で最も豊かに祝福されたのだ

    
〜 ニューヨーク大学のリハビリ・センターの病室に残された詩 〜





つまずいたりころんだりしたおかげで
物事を深く考えるようになりました
あやまちや失敗を繰り返したおかげで
少しずつだが
ひとのやることを暖かい目で
見られるようになりました
何回も追い詰められたおかげで
人間としての自分の弱さとだらしなさを
いやというほど知りました
だまされたり裏切られたりしたおかげで
ばか正直で親切な
人間の暖かさも知りました

          
相田みつを



失敗や行き詰まりにも意味があり、人間はそこから学んで大きくなり、人間味が豊かになっていくのでしょう。




このまま夜が明けなければいい
このまま目が開かなければいい

どうもがいても
だめなときがある
ただ手を合わせる以外に
方法がないときがある
ほんとうの目が開くのは
その時だ

          
相田みつを



人間は苦境に立たされたとき、初めてものが見えてくる。
反省すべきことが多々あり、苦心の末にようやく問題が解け、一回りもふたまわりも大きくなる。
苦しくても逃げずに真正面から取り組む人はそれが肥料となって人間的成長を助けてくれる。そう考えるとき、人生にこわいものはない。どんなことでも受けて立とうという気になる。モノに動じない気持ち、すなわち真の主体性とは、そうしたところから生まれるのではないでしょうか。




わたしは長い歳月 上に伸びることばかり考えてきて
土のなかに深く根を張ることを 忘れていたようです
ヒョロヒョロと 幹ばかり高くのびて
雑然と枝葉がひろがるようになった時
幹や枝葉の重みに耐えられない
根の弱さに
わたしは初めて気がついたのです

          
相田みつを



私が氣づいた時はもう歳をとり過ぎていました。
人は後悔するために生まれてきたのか、と辻仁成は小説の中でつぶやいています。






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