平成28年5月12日 タイ バンコク 社員旅行記
 中村彩夏

平成28年1月24日(日)から27日(水)まで、タイ バンコクへ社員旅行でした。
飛行機で6時間45分、時差2時間、気候は熱帯モンスーン気候で年間通じて気温は高め、季節は雨季・乾季・暑季に分けられ、1月は乾季で、観光としてはベストシーズンだということです。しかし、空港に着くと冷たい風に吹かれました。1月後半日本を襲った大寒波の影響で予想外の肌寒いタイ旅行です。

空港から40分ほどでフヨウパーティのレストラン「ティーポチャナ」へ到着、この食事が今回の旅で一番美味しかったでしょうか。空芯菜のにんにく炒め、定番のトムヤムクン、特にココナッツミルクのカニカレーが美味しくて、夢中で食べているところをしっかり写真に撮られてしまいました。デザートのマンゴー、パイナップル、スイカも甘くて美味しかったです。ココナッツの実にストローをさしてそのまま頂きましたが、油分があり、独特な風味でした。

翌日からは、ゴルフ組と観光組に分かれ、それぞれのバスに乗り込みます。ゴルフ組は朝早い時間から2日間ゴルフ三昧で、観光も少しなさったそうです。

観光組はアユタヤ遺跡、3大寺院(ワット・アルン、ワット・ポー、ワット・プラケオ)、水上マーケット、チャオプラヤー川ランチクルーズ他、象乗り、巨大マーケット、王室の避暑御殿を二日間で巡る充実したスケジュールでタイの主要な観光スポットをまさに制覇致しました。

3大寺院はどれも荘厳で美しく、その中でもワット・プラケオ(エメラルド寺院)の鬼の国の王トッカサンとラーマ王子との争い(他)を描いた回廊の壁画はストーリー性があって大変面白かったです。そして金色の仏塔は、タイの鋭い太陽の光を浴びて、輝き、素晴らしく綺麗でした。


今回観光の目玉であろう、世界遺産アユタヤ遺跡群へは最終日に向かいました。三つの塔のみ残されており、その他は1767年ビルマ(ミャンマー)侵略により、破壊されました。あろうことか、仏像様も、多くが頭部のみ破壊されており、歴史の傷跡を感じました。首の一つがガジュマルの樹に守られるように残っており、その姿は物悲しく、しかし人間の愚行も許してしまうような優しい笑みを浮かべていらっしゃいます。
アユタヤ遺跡は「破壊された」という悲惨な歴史も含めて世界の遺産であり、その痛々しい姿は平和を訴えかけているようにも見えました。


夕方になれば、帰宅ラッシュの渋滞、渋滞で、大通りを抜けるのに1時間、交差点を曲がり切るのに1時間。運転手はこれがタイの名物だから、と言わんばかりの諦めようで、その間は、お喋りをしたり、ガイドさんのお話を聞いたりして時を過ごしました。
特に興味深かったのは、仏教とタイ人の関係です。タイ人は、謙虚な方が多く、そこかしこで微笑みを浮かべている、それは日本人と似たような雰囲気であります。やはり仏教国だからでしょうか。同じ仏教国といえども、タイと日本では違いもあるようで、日本の大乗仏教とは違い、タイは出家して悟りを開いた者だけが救われる上座部仏教ということです。                                      そして、日々の全ての行いが、来世の「生まれ変わり」につながるとし(輪廻転生)、タイ人はタンブン(『徳を積む(広義)』)を厳しく守ります。寺に寄付をする、托鉢する、出家する、小動物を助ける、五戒※ を守る、これら善行が現世より良い来世へと導いてくれる。ガイドさんは「だから、タイ人は死ぬのは心配じゃ無い。」とおっしゃっておりましたが、私は未だそれを理解し得ません。私はその時、人を思い、悔いや欲を思い、目を閉じるのだろうと思います。
帰りの飛行機は、夜から朝の便でしたので、幾分か機体が揺れましたが、皆さん遊び疲れ、よくお休みになっておりました。まさか社員旅行で海外の文化にふれることができるとは、とても貴重な経験をさせて頂きました。

お写真は「アルバム」からご覧いただけます。→こちらからどうぞ

                               中村 彩夏


※五戒
不殺生戒(むやみに殺生をしない)・不偸盗戒(盗まない)・不邪婬戒(犯さない)・不妄語戒(嘘をつかない) 不飲酒戒(酒を飲まない)




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